男性保育士の求人環境はどのようになっている?

男女雇用機会均等法が平成11年に制定され、保育士の名称が変わりました。それは職業においても差別をしないということで、女性も男性も同じ「保育士」という名称が使われるようになったのです。

 

しかし、いくら法律によって男女のくくりがなくなった職業とはいえ、男性保育士の数はまだまだ少ないのが現状です。その割合は全体の4%から5%程度とされており、女性の保育士に比べ、男性保育士の働く場はまだまだ少ないのが現状です。平成11年に雇用機会均等法が制定されてもう10年以上経ちます。それなのにまだまだ男性の保育士が働ける場所が少ない原因としては、本来、保育士というのは女性の働く場であったため、その聖域に弾性が入ってきた欲しくないというのが理由のようです。

 

法律制定後、求人票に男女の区別をして職を募集することは禁じられました。しかし、一度でもハローワークなどで求職活動をしたことがある人はお分かりになるかと思いますが、こうした決まりなどはすべて表面上であり、実際はまだまだ男女差があるのが現実です。そのため、男性の保育士が履歴書を送っても、書類選考の段階で不採用になってしまうケースが多いのです。

 

男性保育士が必要とされる場面とは

保育士資格を受験するのに年齢制限はありません。国家資格のほとんどがそうであるように、年齢制限がない資格としても有名な保育士ですが、受験者の年齢層は若い人、つまり20歳前後の人が多いです。元々、保育士というのは昔から女性が行う仕事でした。その反面、結婚や退職が日常的になっている職場でもあるため、保育士をキャリア形成しながら育てるといったこと、そして給与テーブルなどを作る必要もありませんでした。おそらく当時からそういったキャリアプランを形成するような職場であったならば、男性も活躍できる職場であったと思われます。

 

保育士の平均年収ですが、30歳前後の男性で年収300万円未満と言われています。同世代のサラリーマンなどと比べた場合、勤務時間は長時間に及ぶケースもあるにもかかわらず、年収が低いというのは憧れだけでは勤まらない部分もあり、保育士の中には勤務が終了してからアルバイトなどをして副業をするケースもあります。

 

近年は男性が女性化していると言われますが、女性の勘は鋭いと言われるように、保育士の仕事は0歳児から見ることもあり、そのため、女性の細やかな気配りや精神的なケアがなければ勤まらない職場とも言えます。男性が女性の勘を職場で身に付けることができるかどうかは定かではありませんが、幼児を預かる仕事ですので、ミスは許されませんし、同時に優しさや柔らかさも必要になります。